チャンゴ(杖鼓)、ケンガリ(鉦)、チン(銅鑼)、プッ(太鼓) を掻き鳴らす爆発的なパワー! 大阪で開催された 『ツアーEXPO』 で初めて体感した、韓国芸能の一つ ”サムルノリ” は 凄く新鮮な音楽体験でした。 「鳥肌が立つような、あの高揚感をもう一度 味わいたいっ!」 そこでキム・ドクス氏監修の常設公演 「PAN(パン)」 を日本から予約しました。 公式HPをチェックすると、”新演目の特別記念公演” となっていたので 急いで予約をしたのに・・・会場は空席が目立ちます。 トトンッ、トトンッ・・・静かにゆっくりと始まるリズムは次第に速まり、 4つの音がダイナミックに響き合って、じわじわとテンポが上がっていきます。 さらに激しく、熱くっ!圧倒的な迫力で聴衆を ”サムルノリの世界” に引き込み、 激しい興奮と刺激をあおる ”トランス状態” に導いていきます。 頭を振り乱し、精根尽き果てるまで打ち鳴らす ”熟練の技術” に すっかり呑み込まれ、酔い痴れるしかありません。 ”静と動” 魂を込めて歌い挙げるパンソリ 「沈清伝」 も圧巻でした。 国民勲章も受賞している韓国伝統芸能のカリスマ ”キム・ドクス氏” は、 5歳で放浪の芸人集団 『男寺党』 に入団しました。 驚くことに7歳にして 韓国全土の専門芸人が競い合う 「全国農楽競演大会」で 優勝し、”チャンゴの神童” としてその名を全国に轟かせます。 中学・高校時代は、国楽芸術学校に ”生徒兼先生” として通ったそうです。 時代の変化とともに衰退の道をたどる伝統芸能・・・ キム・ドクス氏は 20代半ばでしたが、芸の継承と再生は ”芸人集団の末裔” として現代を生きる 彼の命題でした。 思い悩みながらも、オリンピックや海外公演を重ねるごとに 「民族的なものはリズムにある」 と確信します。 まもなく彼は忘れ去られた ”伝統カラク(リズムや旋律)” を 発掘・整理・再構成し、韓国人に最も身近な 四つの打楽器 による ”パーカッション・アンサンブル” を考案します。 才能豊かな4人の青年が結成した音楽集団 『サムルノリ』 の 活躍は国境を越え、”サムルノリ” は、その独自の音楽や 演奏形態そのものを表すようになりました。 ~『Planet Art』 参照 「PAN(パン)」 の常設公演は今年の4月に始まり、VIP席でも3,000円という手軽さ! しかもコミュニティーセンターに併設された小規模のミニシアターが会場なので、 ”生のサムルノリ” を間近で体感し、ライブ感を全身で満喫できます。 観客はパッと見た感じ 7割が韓国人!手拍子のみならず、時には立ち上がって 踊ったり一緒に歌って盛り上がる・・・伝統芸能のルーツを感じました。 VIP席チケットの付録CD 『Nanjajg』 は、JAZZ、ROCK、R&B、RAP・・・ 色んなジャンルの音楽とMIXされた ”キム・ドクスの世界” が楽しめます。
by hi_nana3
| 2009-06-09 12:13
| ■09’ 春の旅
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