「韓国はまさに野菜の王国」 と評したのはコウケンテツ-si! 寒さで甘味がぎゅっと増した野菜をたっぷり味わおうと、 安国にある 「ハンメチョン」 でプチ贅沢な韓定食をいただきました。 先入りしていたハヌル-si が予約をしてくれたのだけれど、 日程と合う ”空き” はこの日のこの時間だけ! 訪れる客がゆっくりと時間を掛けて料理を楽しめるように・・・と、 立て込むほどの予約は取らないようです。 さて、久しぶりに朝陽が輝いたこの日・・・ 目覚めると部屋はオンドルでぽかぽか、 高層階から望む ”暖色の街” が早くお出でと誘います。 でも、うっかり騙されてはいけません! ビル陰とビル風の多いソウルの街は、 視覚で感じるよりもずっとずっと寒いのです。 欲張らず、無理をせず旅しよう!と決めていたので、 ゲストハウスの朝食(お粥)を食べたあと 午前中はのんびり洗濯をしながら過ごしました。 そのうち空腹にも耐えかね、安国までTAXIで向かいます。 「ハンメチョン」 は結構な有名店かと思いきや?! 運転手のアジョッシがご存知ないので 地下鉄の駅付近からてくてく日向を選び、歩くことにしました。 裁判所近くの路地の奥、ひっそりとした佇まいです。 建物は全体が柔らかな ”丸み” を帯び、 長い年月を経てもくたびれない ”韓屋の風格” を感じます。 年季の入った柱や床板は艶やかに磨かれ、 たたきは綺麗に掃き整えられ・・・使い手の韓屋に対する愛着も◎! 中庭には大きなオンギ(甕) ↑ がずらりと並んでいて、 自家製の味噌や醤油、コチュジャンなどが仕込んであるとのこと! 縁台には梅酒や人参酒の瓶もあります。 案内されたオンドルの部屋はさほど広くなく、 知人の家にお邪魔したような?! 気取らぬ雰囲気でした。 九節板、シンソルロ、松茸や鮑などが食べられるとあって 夜は 38,000W、55,000W、77,000W ・・・ ちょっと敷居が高いけれど、ランチコースなら気軽に楽しめます。 財布に嬉しい18,000W のコースを注文しました。 ・ 粥、水キムチ ・ 青葉のサラダ ・ ビン ←どの料理か?! 伺えば良かった・・・。 ・ どんぐりと緑豆のゼリーの和え物 ・ 燻製した鴨 ・ チヂミと四季折々の野菜の天麩羅 ・ 五法 ・ チャプチェ ・ よもぎとえごまのスープ ・ 各種ナムル ・ イシモチとテンジャンチゲ ・ 餅菓子、伝統茶 ノビアニなどが追加される28,000W のコースもあります。 五味(甘味・辛味・酸味・苦味・塩味) 五色(赤・緑・黄・白・黒) 五法(焼く・煮る・蒸す・炒める・生) 庶民的な韓定食にも関わらず、一品ごとに丁寧な手間が施され・・・ あっさりと優しい味に ”野菜の美味しさ” を堪能しました。 思う存分たっぷり食べても胃が重くありません!← 空腹だったので。(笑) 「きっと几帳面なオモニなんだろうな~。」 旅人ながら料理に ”家族のような愛情” を感じる・・・ しばらく酔い痴れたい昼下がりでした。
by hi_nana3
| 2011-01-18 12:28
| ■11’ 新春の旅
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