機張市場からTAXIで10分ほど、 古刹 「海東龍宮寺(ヘドンヨングンサ)」 を訪れました。 陽射しは強いけれど、やっぱり1月の寒さで 参道に軒を並べる屋台にも参拝客の姿はチラホラ・・・。 のんびりと歩いて境内へと向かいます。 門前屋台を抜けると ↑ ずらっと並んだ、 背丈よりも大きな獣頭人身の ”十二支神像” に迎えられました。 私の生まれ年の干支は剣を持ち、 すっくと立っています。 韓国の十二支は ”時間と方位” を守る神であり、 その時間と方位からの邪気・悪気を払う ”守護神” なのだそう! ※ 詳しくはコチラ。(→Click!) 日本では馴染みの少ない十二支の神々たち、 お隣の中国や韓国では唐や新羅の時代に 仏教建築や工芸品などに多用されたモチーフだそうです。 今でも韓国では正月になると ”十二支神像の拓本” の中から その年の干支を選んで飾る風習があるとか! ※ 『慶州の十二支神像を旅する』 (→Click!) 残念ながら、龍宮寺の ”十二支神像” は古くないようで、 彫りも浅くて神々しさは感じられません。 しかも、それぞれに ”賽銭箱” が置かれていて、 ・・・何とも興醒めです。 (そのうえ、済州島のトルハルバンまでありました。orz ) 興醒めはまだまだ続き、 黄金に輝く ”龍の門” が現れて、愕然としました。 日本の質実剛健な寺院と比べて、 この金ピカには ”安っぽさ” を感じてしまいます。 「まさに価値観の違いだろうけど・・・ うっ、龍の顔つきが悪過ぎじゃない?!」 頭の中は ”憎悪” でいっぱい! こういう煩悩は、門の先から始まる 108段の階段を一段下りる毎に1つ消えるそうです。 早速、門をくぐって消していただきます。(笑) さて、この階段の途中には・・・ ぽってり腹の ”得男佛” がいらっしゃいます。 Lovely Smile! 腹と鼻を触ると ”男の赤ちゃん” を授かるそうで、 触られて腹と鼻だけ黒光りしていました。 ← 「私もお願いします!」 ・・・とばかりに執拗になでてきたけれど、 あれっ?! ちゃんと鼻も触ったかな?? 下りる際は全く気が付かず、 帰りに階段の下から見上げて発見しました。 石積みの門をくぐるのにふと見上げると、 「・・・・・。」 こんな所にどうして?! どうして首だけ?? 受容できない私の頭は凝り固まっているのでしょうか。
by hi_nana3
| 2011-06-02 18:11
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