”冷やし中華、始めました。” 日本では ”冷麺” は夏の風物詩だけれど 韓国では昔から 「冬に食べる冷麺の味が最高!」 ・・・とされてきたそうです。 夏に熱いモノを食べて暑気をはらう 『以熱治熱(イヨルチヨル)』 、 それと同じように 『以冷治冷(イネンチネン)』 があります。 新年を迎えて間もなくの1月、 雪こそ降りはしないものの日本と同じように寒い釜山で シャリシャリスープの ”ミルミョン” を食べました! 向かったのは釜山駅前にある 「草梁(チョリャン)ミルミョン」、 夏には行列ができる人気店です。 遅めの朝食として10時過ぎに行ったコトもあって、 すぐにポカポカと暖かい ”オンドルの座敷” に通されました。 アジュンマが運んできた ↑ 小さな薬缶には、 温かい ”ユスク(肉ダシのスープ)” が入っています。 H : 「これが凄く美味しいのよ!」 滋味深い、ホッコリと優しい味わいで 沁み込むようにカラダの中からじわ~っと温まります。 コク、コク、コク・・・。 ※ 飲み過ぎに注意!(笑) しばらく湯呑みを手放せずに待っていると、 ”ミルミョン” が運ばれてきました。 パッと目を惹くのは、艶やかな透明感のある黄色っぽい麺! 切って解いてしまうのが惜しいくらい?! 巻き髪のように、くるりと綺麗にまとめられています。 そもそも、韓国冷麺のルーツは王侯貴族の宮中料理、 北朝鮮の平壌(ピョンヤン)にあるとされています。 朝鮮戦争のときに北から南へと逃れた人たちが 次々と ”冷麺屋” を始めたコトで半島全土に広まったのだそう! 当時の釜山では戦時中の食糧難で、 冷麺の材料となる ”そば粉” が手に入らず・・・。 そこで救護物資として持ち込まれた小麦粉を使い、 ”ミルミョン” が生まれたというコトです。 少し太めのストレート麺はツルリッと喉越しが良く、 プリプリッとした弾力とモチモチ感が堪らない! 真っ赤な薬味(タデギ)はそ~っと避けておいて、 ・・・シャリシャリのスープをひと口! ひやりと冷たく、ほんのり甘く、さっぱりとしています。 水キムチのような酸味や独特の風味は感じません。 「絶対に食べて帰ろう!」 ハヌル-si がお薦めする訳が分かりました。 次回、釜山に行く時は ”食べ比べ” をしなくっちゃ! さらに、コチラ ↑ も美味しかった ”王(ワン)マンドゥ”! 細かい野菜がたっぷり入っていて、 あっさりJUICY、薄めの皮はモッチモチです。 とにかく ”王(ワン)” という名に恥じない大きさ、 残すのを覚悟で注文したけれど・・・食べちゃいました。 「真冬に冷麺?」 とも思ったけれど、 暖かなオンドル部屋で食べる冷麺は、シウォナダ~! 考えてみると 冷蔵庫も冷凍庫もなかった時代には、 キーン!と冷えた冷麺を真夏に食べられるハズもなく・・・?! 厳寒の冬とはいえ、ポカポカと暖かいオンドル部屋で ”冷たい冷麺” を食べる方が美味しかったのかもしれません。 風呂上がりや、冬にコタツで食べるアイスクリームが、 妙~に美味しく感じられるのと一緒かな?
by hi_nana3
| 2011-06-28 14:03
| ■11’ 新春の旅
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